
2025年5月に、サンフランシスコの人気スポット・アルカトラズ島に行ってきました!
行き方や見どころなどをシェアします!
- サンフランシスコ旅行でアルカトラズ島に行ってみたい方
- チケットの予約方法や当日の流れを知りたい方
- 駐車場やアクセス情報を調べている方
アルカトラズ島について
アルカトラズ島とは?
サンフランシスコ湾に浮かぶ小さな島。
かつて「脱出不可能」と呼ばれた連邦刑務所があり、アル・カポネなどの有名なギャングも収監されていました。
1963年に閉鎖され、現在は国立公園局によって管理される観光地となっています。
歴史の舞台を歩けるだけでなく、サンフランシスコの街並みやゴールデンゲートブリッジを海から眺められるスポットとしても大人気です。



映画『アルカトラズからの脱出』や『ザ・ロック』の舞台にもなっています!
場所
サンフランシスコの北東約2kmにあり、Pier 33からフェリーで15分ほどで到着します。
チケット料金と予約方法
私たちが行ったツアーの料金は、ひとり約48ドルでした。ツアーの種類によって異なります。
予約は以下のサイトからできます。



5歳以上からチケットが必要です!
持ち込み可能な荷物サイズなど、色々制限があるので、予約後に届くメールを読んでおきましょう!
フェリー乗り場の場所


フェリー乗り場入口です。
11:30の枠を予約していたのですが、10:40頃ここに到着しました。


これに乗ります!
船内に軽食売り場やトイレもありました。
フェリーからの景色


甲板に出ると、ゴールデンゲートブリッジやサンフランシスコの街並みが一望できます!



潮風が強いので、上着は必須です!


15分ほどでアルカトラズ島に到着。
アルカトラズ島の様子
フェリーから降りると、帰りの便のスケジュールが書いてありました。
写真を撮っておくと良いですね。


到着してまず目に入ったのがこの大きな赤い文字。


書かれているのは、
“INDIANS WELCOME”「インディアン、ようこそ」、
“INDIAN LAND”「インディアンの土地」。
1969〜1971年にアメリカ先住民(ネイティブアメリカン)の活動家グループ「Indians of All Tribes」がアルカトラズ島を占拠したときに描かれたスローガンで、当時、先住民の土地返還を訴える運動の象徴となったそうです。



この地が先住民運動の歴史と深く関わっていたことを初めて知りました。。
正面から右方向に坂を上り、丘の上の刑務所入口を目指します。


刑務所ツアー
入り口→音声ガイド受け取り
入り口に着きました。




このシャワースペースを通過した先で音声ガイドを受け取ります。
新しく収監された囚人はここで衣服を脱ぎ、全員がシャワーを浴びて消毒・清掃を行ったそうです。



日本語音声のオーディオもありました!
看守と囚人の証言
先へ進むと、牢屋がずらりと並ぶ空間へ。
ここから本格的なツアーの始まりです。


ガイドしてくれる声の主は、実際にここで働いていた看守や、収監されていた囚人。
当時の息づかいが伝わり、展示を歩きながらリアルな体験ができます。


元看守たちの写真。



まるで本人に案内してもらっているかのような、臨場感たっぷりの音声ガイドでした。
囚人の日常と図書館


図書館で、囚人たちは哲学書や文学を読み漁ったそうです。
「自由はないが、本の中に逃避できた」との記録も残っているとか。
有名な脱獄事件
1962年、フランク・モリスとアングリン兄弟が大胆な脱獄を試みました。
スプーンで壁を削り、偽の頭部(ダミーヘッド)をベッドに置いて看守を欺き、レインコートをつなげて作ったいかだで海へ脱出したそうです。


ここで展示されているのはダミーヘッドのレプリカです。
本物のダミーヘッドは、現在も証拠品として米連邦当局が保管しているため、一般公開されていません。



脱獄者たちは、石鹸、トイレットペーパー、コンクリート片、本物の髪の毛などでダミーヘッドを製作したらしいです!


脱獄ルートを解説した展示です。
写真左側に掲載されているのは、モリスとアングリン兄弟の指名手配ポスター。
3人の消息は不明で、この脱出劇が成功したのか否か、真相は謎のままだとか。。



映画のような事件が実際にあったんですね。。。
ここで紹介したもの以外にも、真っ暗な独房(懲罰房)や食堂など、見どころがたくさんありました!
ぜひ、実施に現地に足を運んでみてください。



ギフトショップもあります!
外の様子
屋外の説明パネル
屋外にも様々な説明パネルがありました。一部を掲載します。


刑務所閉鎖後も何十年も手入れなしで生き残っていた生命力の強いバラについて。


1800年代後半、ホピ族の男性がアルカトラズに収監されたことについて。


刑務所長が住んでいた豪邸についての解説。


砲台や軍事訓練、仮設住宅、子どもの遊び場など多目的に使われてい広場についての説明。
1969年には先住民団体が島を占拠し、以降この場所は先住民の権利運動の象徴となったそうです。


刑務所の職員と家族が暮らしていた住宅地について。



これらをパネルを通して、アルカトラズの歴史をより深く知ることができました。
記念撮影ポイント
サンフランシスコをバックに写真を撮れるポイントもあります。記念撮影をお忘れなく!





フェリーの往復時間も含めると、だいたい4時間ほどの滞在でした。
まとめ
いかがでしたか?
実際に訪れてみて、アルカトラズ島は、“孤島の刑務所”としての歴史だけでなく、先住民の抵抗やアメリカ社会の問題を映し出す特別な場所でもあることがわかりました。
刑務所内を歩きながら体験できるオーディオガイドは臨場感があり、当時にタイムスリップしたかのような感覚になれます。
観光の楽しさと学び、そして非日常の体験を同時に味わえるアルカトラズ島は、きっと旅の思い出に残るスポットになると思います!
まだ行ったことのない方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね



